小林標『独習者のための楽しく学ぶラテン語』(大学書林、1992 年) の解答を適当に作っていく。
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第 2 課 sum 動詞の現在,未完了過去時制
練習問題 1
(1) — Quis erās tū ? — Ego eram Gāius Licinius Flaccus.
(2) — Quis erat ille ? — Erat Mārcus, meus fīlius.
(3) — Quī erant illī ? — Erant meī amīcī.
(4) — Rōmānī erātis ? — Rōmānī erāmus.
(5) Erat deus in nōbīs.
〔(5) 以外はほとんど文が意味をなさない笑止な練習問題。これだったらたんに「未完了過去の活用を書いて練習せよ」という設問のほうがよほどよい。〕
第 3 課 第一変化動詞,第二変化動詞,possum の変化
練習問題 2
(1) Nōn salūtat.
(2) Docēmus. Sed illī nōn docent.
(3) Cūr rīdēs ?
(4) Nōn laudāre poteram.
(5) Videt et narrat.
練習問題 3
(1) あなたがたはなにを命じるのか。
(2) リキニウスは教えることができるか。
(3) 愛することが傷つけるときもある。〔aliquandō「あるとき;ときどき」が巻末語彙集に載っていない。〕
(4) 詩人が物語り、私の友人たちがほめる。
(5) 彼らは食事もし笑いもする。
第 4 課 第二変化名詞,「性,数,格」
練習問題 4
dominus : 単主 dominus, 呼 domine, 属 dominī, 与 dominō, 対 dominum, 奪 dominō ; 複主・呼 dominī, 属 dominōrum, 与 dominīs, 対 dominōs, 奪 dominīs.〔複数呼格は主格とつねに同形なので以下繰りかえさない。〕
annus : 単 annus, anne, annī, annō, annum, annō ; 複 annī, annōrum, annīs, annōs, annīs.
lūdus : 単 lūdus, lūde, lūdī, lūdō, lūdum, lūdō ; 複 lūdī, lūdōrum, lūdīs, lūdōs, lūdīs.
mortuus : 単 mortuus, mortue, mortuī, mortuō, mortuum, mortuō ; 複 mortuī, mortuōrum, mortuīs, mortuōs, mortuīs.
Brūtus : 単 Brūtus, Brūte, Brūtī, Brūtō, Brūtum, Brūtō ; 複なし。
somnus : 単 somnus, somne, somnī, somnō, somnum, somnō ; 複 somnī, somnōrum, somnīs, somnōs, somnīs.
incendium : 単主・呼 incendium, incendiī, incendiō, incendium, incendiō ; 複 incendia, incendiōrum, incendiīs, incendia, incendiīs.〔中性では単数でも主=呼なので以下省略する。〕
forum : 単 forum, forī, forō, forum, forō ; 複 fora, forōrum, forīs, fora, forīs.
templum : 単 templum, templī, templō, templum, templō ; 複 templa, templōrum, templīs, templa, templīs.
以下略。
練習問題 5
(1) Flaccus nōn amat theātrum.
(2) Mārcus meus fīlius lūdum amat.
(3) Cum Flaccus in forō est, Mārcus sedet in theātrō.
(4) Mārcus cum amīcō [amīcīs] lūdum videt et rīdet.〔主語は Mārcus の単数で、友達はあくまで前置詞句なので動詞は単数形になる。もし友達を Mārcus et amīcī [Mārcus amīcīque] のように主格で並べたならば動詞は複数 vident, rīdent でないといけない。〕
(5) Flaccus in forō amīcum [amīcōs] salūtat.
練習問題 6
(1) 言葉は飛び、文書は残る。
(2) ブルートゥスよ、おまえもか。
(3) 主の年に。
(4) 死者たちは悲しまない。死者たちは噛みつかない。
(5) 眠りのなかで火事を見ることは危険を意味する。
(6) 模範は教え、しかして命じない。〔命令によってではなく模範を示すことによって教える、模範それじたいが教育的であるということ。exempla が複数主格の主語。ただしこれを複数対格の目的語ととって、「彼らは模範を教えるが命令はしない」と解することも文法的には可能。〕
(7) おまえは愛する私の息子だ。
第 5 課 第一変化名詞
練習問題 7
ignōrantia : 単 ignōrantia, ignōrantiae, ignōrantiae, ignōrantiam, ignōrantiā ; 複 ignōrantiae, ignōrantiārum, ignōrantiīs, ignōrantiās, ignōrantiīs.
insānia : 単 insānia, insāniae, insāniae, insāniam, insāniā ; 複 insāniae, insāniārum, insāniīs, insāniās, insāniīs.
īra : 単 īra, īrae, īrae, īram, īrā ; 複 īrae, īrārum, īrīs, īrās, īrīs.
以下略。
練習問題 8
(1) Philosophia ancilla theologiae est.
(2) Nātūra docet.
(3) Poēta scientiam laudat.
(4) Ancillae rogant, respondet domina.
練習問題 9
(1) 知は力なり。
(2) 無知は有害である。
(3) 医者が治療し、自然が癒やす。
(4) わが生命こそがたしかに疑い [危機] のなかにあるのだ。
(5) 怒りは狂気の始まり。
(6) 私はひげとギリシア風マントを見るが、哲学者を見ていない。〔哲学者らしい見せかけが哲学者を作るのではない、それらを備えているからといって哲学者になるわけではないということ。〕
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