中世のアルメニア語の話題を取り扱ったことで思いだしたのだが,今年の 1 月に個人的に古典アルメニア語の入門書の翻訳と解答作成を途中まで行っていた.Robert W. Thomson, An Introduction to Classical Armenian. Caravan Books, ²1989 という本である.
原著の本編 17 課のうち第 1 課から第 8 課まで (pp. 22–70) を全訳し,練習問題にあるアルメニア語聖書訳読 (第 4 課以降) のすべての文に品詞分解と和訳をつけてあるので,これはこれでそれなりに役に立つと思う (もっとも文字の発音および音節と母音交替の説明のあるイントロ部分の訳出を割愛しているので,これだけでは勉強できないだろうが).
作りかけのままだが自分では原著の続きにざっと目を通しており,趣味としてはもう満足できるレベルでアルメニア語を読めるようになってしまったので,残念ながら和訳の続きを作ることはないだろう.死蔵するのもなんなのでここに一般の用に供することとする:Thomson『古典アルメニア語入門』訳と解答 (PDF).
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